口臭は悪臭
人間や動物には「口臭」があります。口臭とはすなわち悪臭とイコールですが、人間の口の中や吐く息は多かれ少なかれ臭うものです。それなりに対策をしないと「息が臭い」という残念な事態を引き起こします。また、口臭は自分では気づきにくいのが特徴ですが、男性でも女性でも、他人に息が臭い、と思われることは、時に悲劇的ですらあります。
口臭の原因は個人によって何種類にも及びますが、病的な口臭はともかく、生理的口臭は日常生活の習慣で防ぐことができますので、普段から口臭を意識し、他人に不快感を与えないようにしましょう。
最近の口臭事情
最近、口臭を訴える人は増加の傾向にあります。人と話している時に、相手が鼻に手をあてたり、横に顔を反らされる、またエレベーターなどで人の集まる場所で周りの人々が嫌な顔をした、などちょっとしたことでも敏感な人は口臭を気にします。そもそも臭いを感じる嗅覚は、鼻の奥にある、臭粘膜の嗅細胞で受信され、大脳に信号が送られる、というシステムになっていますが、ずっと同じ臭いを嗅いでいると、慣れてしまって臭いに鈍感になってしまいます。この現象は、感覚の疲労という現象で、口臭も含めて自分の体臭を自分で正確に嗅ぐことは難しいことなのです。喫煙者も自分のヤニの臭いなどには気づきにくくなりますが、同じ理由になります。もし自分一人なら、口臭も体臭も気にすることはありませんが、他人が存在することによって、自らの臭いが気になるようになります。
近くにいる他人が、自分の口臭を不快に感じて嫌っているのではないか、と不安が発展していくのです。日本人は臭いに敏感な上に、恥をかくことを恐れる傾向を共通して持ちます。また、清潔思想の時代風潮が更に口臭を気にする心理に拍車をかけているとも言えます。自臭症は、実際には口臭が無い、あるいは普通であるので、異常に悪臭がする、と気に病んでいる症状ですが、実際に他人が臭いと認める場合には、他臭症と呼んで区別をします。
舌苔処理で口臭予防
舌の温度が上がると、口臭が起こりやすい条件が揃ってしまいます。また、粘膜が常にはがれ続けている状態になるため、それを細菌が分解して臭いガスを発生させるための材料にもなりますし、はがれた細胞が唾液に混じり、唾液自体が臭くなる原因をつくってしまいます。ちなみに指で唾液を取った場合に臭うには、唾液の水分がすぐに蒸発してしまい、残った蛋白成分などの臭いにおいを嗅いでいるだけなので、口臭がひどい、という判断はできません。それでは舌苔の処理をご説明します。
食事の後は、舌の表面に食べカスが残ることが多いので、水を口に含み、口の天井を上手に使ってゴシゴシこすり、味や臭気がなくなるまで、数回清掃することです。この水は、食事の直後なら飲み込んで吐き出さない方が良しとされますが、道具ではなく水を利用するのと、やり過ぎないことがポイントです。舌苔に関しては、専用歯ブラシも売れ行き好評な状態で、間違った処理方法をする方が増えているので、歯科医など専門家は眉をひそめている、という状況です。
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