予防医学とサプリメント
予防医学の推進を目的に、法整備や規制緩和が行われています。国としての方針、それに一般個人の1人1人が健康維持の意識を高めたことで、サプリメントは日本でも一大市場になったのです。予防医学は、病気になってしまってから治療を行うのではなく、病気になりにくい心身をつくる、という目的で行われます。病気を予防して健康を維持するのが予防医学です。人間ドックや健康診断も予防医学に含まれますが、医学的に言うと、疾病の発生・経過・分布・消長、そしてそれらに影響を及ぼす原因を研究、分析し、疾病の予防を行い、病気になりにくい心身の健康増進を図ることを目的とした学問です。エスティティックサロンや美容業界で有名なアーユルヴェーダといった伝統医学も、この予防医学的な考えを共有しています。
治療医学とは違いますので、保険は適用できないので、一時期は下火になりましたが、現在ではこの予防医学は再び重要視されています。しかもサプリメントは基本的に「飲むだけ」なので、誰でも気軽に行える予防医学ですので、こういった手軽さが普及にも大きく貢献したのだと思われます。
値段は安価なものから高価なものまで色々ですが、今では100円ショップでも販売されているくらいなので、特別にクオリティにこだわらなければ安く買うこともできます。飲み方も、分量さえ守れば良いだけなので、とても簡単です。最近サプリメントに過剰に依存する症状も見られていますが、通常の食事では得にくいミネラルなどの栄養素を摂ることもできますので、日々の生活に上手に利用しましょう。
漢方と薬で内脂肪対策
体の問題を解決するのに何かと頼りたくなるのが漢方薬。何せ中国4000年の歴史が生んだ知恵と実績がその信頼感をさらに増幅させています。漢方でメタボは解消できるのか、それも含めてメタボと漢方についてお話ししたいと思います。現在薬局ではメタボ対策の薬がよく売れているそうです。例えば小林製薬の「ナイシトール」。“内臓脂肪をとーる”というニュアンスなのでしょうか、実に分かりやすいネーミングは小林製薬の伝統です。ポッコリと出たお腹を輪切りのようにして取り出し、それをすっきりさせるというテレビコマーシャルはなかなかインパクトもあり、これも売れ行きに貢献していると思います。
次によく売れているのがロート製薬の「ロート防風通聖散錠」。これもメタボ対策のための薬として発売されたものです。このロートの薬では実際に商品名に登場していますが、これらの薬には「防風通聖散」という漢方薬の処方が用いられています。つまり、名前は漢方っぽくないですが立派な漢方薬です。
防風通聖散には肥満、便秘、むくみなどを改善する作用があるとされる漢方薬で、いわゆる皮下脂肪ではなく筋肉質な人のダイエットなど、やはり内臓脂肪のダイエットに適しているものです。漢方はすぐに効く対症療法ではなく、続けていると徐々に結果が出ると言う類のものです。防風通聖散は気長にやってみるのが良いと思います。
漢方ではありませんが、メタボ対策の商品として最近売れているものをご紹介しましょう。まず筆頭に上がるのがサントリーの「黒烏龍茶」。烏龍茶はそもそも脂肪を分解する作用があることで知られていますが、黒烏龍茶となるとものすごく濃い印象を与え、いかにも内臓脂肪に効果がありそうな気がしてきますね。黒烏龍茶は特定保健用食品、いわゆるトクホです。同様に花王の「ヘルシア緑茶」も同じくトクホで、続けていると内臓脂肪を減らす効果があることが証明されています。
サンザシという果物をご存知でしょうか。赤いリンゴのような果実で、大きさはリンゴよりも小さいのでちょうど姫リンゴのような感じです。この果物もメタボ対策に効果アリとされており、大変注目を集めています。元々は中国の果物で、食べ過ぎた時の消化薬として利用されてきました。サンザシを使った商品も続々登場しており、すでに発売されているメタボ対策薬などとあわせていかがでしょうか。もちろんこれらの商品だけの力ではメタボ対策として万全とは言えません。バランスの取れた食事と適度な運動が必要なのは言うまでもありません。
次のページ »